プレビュー・イン・ソウル、トレンドフェア開幕 メイド・イン・コリアを世界に訴求

2024/08/22 17:00 更新


開幕式では韓国の素材企業と注目新進デザイナーが組んでランウェーショーを披露した

 国際繊維素材展「プレビュー・イン・ソウル」(PIS、韓国繊維産業連合会主催)とKファッションの展示会「トレンドフェア」(韓国ファッション産業協会主管)が8月21日、ソウルの総合施設COEXで開幕した。内需が低迷する中、メイド・イン・コリアの輸出をいかに促進するかが韓国の繊維・ファッション産業の課題。同展示会では産業が一つになり、韓国の素材、ファッションを世界に訴求している。

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 PISの会場で開かれた開幕式では、韓国の素材企業約50社と注目の新進デザイナーブランド「オルキン」「リ・イー」「メゾン・ニカ」が組んでランウェーショーを披露し、「業界の回復力を体現」した。ファッショングループヒョンジのチョイ・ビョンオ会長やヨンウォンのソン・キハク代表取締役会長なども観覧した。

 「韓国の繊維産業は今まさに危機を迎えており、いかに輸出していくかが重要」とは有力紡績企業のキョンバン会長で韓国の試験機関のKOTITI会長のキム・ジュン氏。PISは今回、過去最大規模となり、世界有数のブランドの代表やバイヤーも訪問する予定で、各社、提案に力が入る。

 Kファッションの世界進出を促す韓国ファッション産業協会は今年、「オール・イン・コリア」プロジェクトを始めた。Kデザイン、K素材、国内生産での物作りを支援し、トレンドフェアの会場ではその服をトルソーで見せている。

(ソウル=関麻生衣)



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