24日の「プレミアムフライデー」を目前に、プレミアムフライデー推進協議会は21日、八つの参加企業・団体とともにキックオフイベントを東京・丸の内で開いた。各社が当日に向けた取り組みを説明し、ファッション関係ではアダストリアが参加した。
プレミアムフライデーは、20日時点で約3000の企業・団体から公式ロゴマーク使用の申請がきている。協議会を代表し、経団連副会長の石塚邦雄氏は、「人々が消費や時間の過ごし方に前向きになり、日本経済が少しでも活気を取り戻せれば」とあいさつした。
アダストリアは、わくわくするような金曜日のコーディネートを各店で提案する。福田三千男代表取締役会長兼最高経営責任者（CEO）は、「ファッションは、ゆとりがないと広がらない」として、プレミアムフライデーが生み出す時間の効果に期待。小売業である同社は、当日はそれを盛り上げる立場だとする一方、「従業員の労働環境改善も進めている」という。
商業施設などの協力も求めながら、プライベートの時間が充実する、余裕のある働き方を実現したい考えだ。
この日はほかに、アサヒビール、小田急電鉄、コーセー、サントリーホールディングス、ソフトバンク、ローソン、静岡市プレミアムフライデー官民推進協議会も参加した。
「プレミアムフライデー」 キックオフイベント
