【プラグイン17日まで】注目トピックス

2017/03/16 06:30 更新


■「トレバー」 旅をエレガントに演出


 旅のシーンでもエレガントなスタイルを貫いてほしい。そんな思いから17年春夏にデビューしたのはバッグブランド「トレバー」(AH-56)だ。

 国産素材にこだわり、日本の職人が作ったリュック(3万~6万円台)やショルダー、トート、ボストンなど、ユニセックスで使えるバッグを揃える。色落ち加工した岡山のデニムや麻のリュック、ウールと本革のリバーシブルトートバッグなど、素材のバリエーションが面白い。ニットにもよく似合う。

■「マズルカ」 縫製技術光る男女兼用帽子


 中央帽子の「マズルカ」(BH-18)は17~18年秋冬にスタートする30~40代が主対象のユニセックス帽子ブランド。見た目はシンプルだが、国内の自社工場の高い縫製技術を生かしているのが特徴だ。

 例えば、今秋冬物は裁断したフェルト一枚一枚を千鳥ミシンで縫製し、立体に仕上げる。縫い代が無いため、リバーシブルでも使える。キャップ、ハットなど約10型が揃う。中心価格は2万円。セレクトショップや高感度な地方専門店に向けてアピールする。

■「エトゥーナ」 シンプルだけどほんのりトレンド


 神戸のニットブランド「エトゥーナ」(AH-21)は、ニットだけで全身コーディネートができるほどアイテムが豊富だ。トップのほか、ワンピース、スカートなど約50型を揃える。

 30~50代の洗練された女性に向けたシンプルなスタイルが軸だが、ほんのりと時代のエッセンスを取り入れて毎年変化を出している。17年秋冬は、ブリティッシュスタイルをテーマに、ユニオンジャックをアレンジしたポップなアイテムも打ち出す。

■「チェリー」 語れる要素詰まったメンズ服


 「チェリー」(AH-29)は16~17年秋冬スタートのメンズブランド。17~18年秋冬も個性が光るウェアと服飾雑貨が揃う。例えば、綿・ポリエステル混の国産ステンカラーコート(4万9800円)は、前から見るとセットインスリーブ、後から見るとラグランスリーブになっている。

 古い軍服のデザインを参考にした。取り外し可能のライナーは古着のカバーオールの裏地などに使われるブランケット生地を使う。こうしたこだわりが伝わる専門店を対象に販路開拓を目指す。

■カフェがブースをコーディネート おしゃれ空間で服見せる


 出入り口付近のホワイエスペースには、カフェとウェア、フードブランドが混在した「ストップオーバー・トーキョー・ラウンジ」(AF-13)が登場した。

 コーディネートしたのは、東京・南青山でアパレル・レストラン複合のショップを運営する「ストップオーバー・トーキョー」。米ポートランド発のティーブランド「スティーブンスミスティーメーカー」や、「コレット」などで販売実績があり、合同展初出展の婦人服ブランド「ワンダークラッド」など、高感度で実力派の8ブランドを揃えた。


 仕掛け人の鷲尾昭典さんは、「服が売れない時に、服だけを単純に並べているだけでは魅力を伝えることはできない」として企画。フードブランドはアパレルショップにも置けるよう、パッケージがおしゃれでナチュラルなインポートフードを選んだ。カフェメニューには出展ブランドの材料を使ったものもある。

 ブース中央には、木目調でアンティークな雰囲気の椅子やテーブルを配置。「来場者に居心地の良いスペースを提供し、滞留してもらう中でブランドを知ってもらえるようにしたい」と話す。

 来場するバイヤーには、ドリンクの割引チケットも配布している。



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