ファーストリテイリンググループの「プラステ」は、24年春もユニクロの店舗内出店を増やす。23年3月から出店しているが、販売は順調という。仕事や外出に使える服のバリエーションも増やし、拡販を目指す。
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リブランディングを実施し、ユニクロの姉妹ブランドとして「きちんとしていたい時の毎日服」をコンセプトに据えた。通勤や仕事、お出かけに必要な服を中間価格で販売することで、ユニクロ内店舗での買い回り効果を狙った。
ユニクロトウキョウを皮切りに23年は4店をユニクロ店内に出した。24年も3月8日にユニクロ名古屋に出したほか、22日に小倉駅前店、4月5日にイオンモール広島府中店に出す。今後はユニクロ内以外の立地にも出店する。
伊藤なつきマーケティング部長によるとユニクロ内の店は、「どの店もおおむね好調」という。「手に取りやすく、試着も買い回りもしやすい売り場にした」ところ好評で、他の立地の店にも取り入れたことが全体の底上げにつながっている。
24年春夏は主力のウィメンズパンツで仕事着のカジュアル化に対応し、デニム、ストレッチ性の高いトリコット素材、リネンブレンド素材を出すほか、吸汗速乾機能のある素材のセットアップも男女向けに出す。客の声を元に改良した商品の価値や魅力はインスタライブなどを通じて伝え、ファンを増やす。