プレイ・プロダクト・スタジオの「メゾンスペシャル」は夏物販売が好調だ。商品の投入タイミングを2回に分け、セール期間もプロパー商品を並べたことで売り場の鮮度を維持し6、7月の売上高が前年同期比20%増となった。
同ブランドは顧客が多いため、「頻繁に見え方を変えた方が良いと考え、型数は変えずに夏物の投入時期をずらした」(菅井隆行社長)。5月までに投入した夏物に加え、セール期間の6、7月も新作30~40型を出した。
特に売れたのは半袖Tシャツ。ロゴ入りやビビッドな色使い、シアー素材とのドッキングなど、デザイン性の高い商品がECと店頭ともに売れた。
先物買いをする顧客も多かったが、猛暑の影響でその傾向が弱くなっているため、8月はシアーやチュールなど薄手トップの投入を強化した。秋冬のアウターは型数自体を減らさず、投入時期を気温の低下に合わせる考えだ。
メゾンスペシャルは10店を運営しており、EC化率は4割強を占める。8月14日には、御殿場プレミアム・アウトレットに初の店舗(売り場面積は約165平方メートル)を出店した。
