「プラスチックトーキョー」が初のレディス披露

2017/05/15 06:25 更新


 東京コレクションでメンズを発表してきた「プラスチックトーキョー」(今崎契助)は17~18年秋冬、初めてレディスを企画した。製作途中のようなデコンストラクトな要素と、得意とするプリントをポイントにしたストリートムードのスタイルを揃えた。

 「レディスは自分が着れないので、味見ができない料理をしているような気持ち。その分、こんな女性にこうやって着て欲しいという主観を隠さず表現した」と今崎。

 テーラードジャケットは袖を深いスリットで割り、ウールのボリュームコートはポケットの裏地やライナーがはみ出すような作り。ロゴプリントのカットソーにフリルをたたいたドレスや、オフショルダーのギャザードレスなどはレディスならではだ。プリントは、レパード柄と子ネコを組み合わせたグラフィックや、鮮やか過ぎる花柄など、ちょっと毒がある点がこのブランドらしい。

 今季はメンズは発表していないが、18年春夏以降は、メンズ、レディスの2ラインを企画し、それぞれ展示会を行う予定。海外での展示会開催も目指す。メンズでは、16年に「毎日ファッション大賞」の新人賞も受賞している。

ドレス4万5000円



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事