エイ・ネットの「プランテーション」は、伝統技術から生まれる素材の美しさにフォーカスした特別な日常着である「ブラック」シリーズの第2弾を販売している。今年7月に立ち上げた第1弾が好評で、今回は素材の種類を増やし、メンズ向けXLサイズも作った。また、色は黒だけでなくライトグレー、ネイビーなども加えた。
(赤間りか)
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今回の新しい素材は4種ある。「ビゼンメランジウェーブ」は、岡山のデニム織機で織った、プリーツのように走るソフトなウェーブが特徴だ。経糸はコットン、緯糸はエクストラファインメリノ。コットンとウール両方のメリットが生き、きれいなシルエットと上品な温かみのある仕上がりとなる。テーラーカラーのジャケット(税抜き8万円)、パンツ(6万3000円)、スカート(同)、ワンピース(7万8000円)があり、色はライトグレーと黒。
「2フェイスニット」は、エクストラスーパーファインウールを使い、肌触りにとことんこだわった。「ホールガーメント」で、置いたときは平面的、着ると立体的な形になる。セーター(4万5000円)とカーディガン(5万5000円)、オフホワイトとブラック。
「リュクストロ」は上質なウールとドライな風合いのレーヨン、軽いポリエステルをブレンドしたツーウェーストレッチのトロピカル。きれいなハリ感があり、カジュアルにもフォーマルにも活用できる。ワンピース(5万5000円)、パンツ(4万1000円)、プルオーバー(3万7000円)の黒とネイビー。特にワンピースはオケージョン向けを探す客にも人気になっている。オールシーズン対応という点も魅力だ。
「エアブランケット」は富士吉田で織った。経糸は落ち感のある「ベンベルグ」、緯糸は柔らかなエクストラファインメリノラムで、緯糸を極限まで浮かしながら織ったという。ふんわりと軽くぜいたくな質感に仕上げた。肌寒い日が増え、コートは16万円とブランドとしては高額だが、注目されている。ロングベスト(13万円)とストール(4万5000円)もあり、ネイビーのみ。