「ダブレット」(井野将之)はパリのメンズファッションウィークでショーを開いた。26~27年秋冬のテーマは「エアー」だ。主素材として選んだのが、空気中のCO2(二酸化炭素)やバイオマス由来原料を活用した繊維「ゼフィール」。実用的な機能と環境配慮の観点で繊維メーカーや商社から注目を集める新素材だ。今、量産前の最終段階を迎えている。
(小堀真嗣)
やっと世に出た
ゼフィールはプレジール(大阪府豊中市)が三菱ガス化学や京都工芸繊維大学と協力して開発したポリアセタール(POM)樹脂で作った繊維だ。POMは合成樹脂でプラスチック材料の一つ。抗菌性や耐薬品性、耐摩耗性、接触冷感性、速乾性といった機能を備える。一般的に天然ガス由来のメタノールから作るが、ゼフィールで使うPOM樹脂は、空気中のCO2やバイオマス原料由来のメタノールから作る。
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