19年春夏メンズ市場に向けた最大級のトレードフェアであるピッティ・イマージネ・ウオモが、注目のデザイナーやブランドを集めて開幕した。会場内には今シーズンのテーマでもある「ビジュアル（視覚的）とバーチャル（仮想的）」なディスプレーが展示され、来場者を迎え入れている。
（フィレンツェ＝小笠原拓郎）
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19年春夏のピッティ・ウオモには1240ブランドが出展、このうち561がイタリア以外から参加している。新しい展示スペースとして注目されているのは、アウトドアスタイルを集積した「I GO OUT」のセクション。日本からも「マウンテンリサーチ」やゴールドウインなどが出展している。
関連イベントも多数、計画されている。
初日は、フィレンツェ市内のグッチガーデンがイベントを開催した。新しいスペースのオープニングを飾るのは、ミュージックビデオ「The Gate」（17年）でのビョークとアレッサンドロ・ミケーレのコラボレーションにオマージュを捧げるインスタレーション。2人のコラボレーションによる虹色の光沢を放つドレスは、幻想的な映像の主役となり、歌詞に込められたストーリーを可視化し美しく描いた。他にもビョークがミュージックビデオで着用したマスクなどを展示している。
