PFAS規制が世界で加速 撥水素材は非フッ素に、代替困難な産業用途は注視

2024/04/16 07:59 更新有料会員限定


予防原則やリスク回避の観点からも規制が進む

 有機フッ素化合物のPFAS規制が世界的に強まっている。繊維ファッションの分野では撥水(はっすい)剤が代表的な用途で、これに代わる非フッ素撥水素材の開発や置き換えが進む。一方、撥油や産業・工業用途など非フッ素での代替が困難が分野もあり、欧州などの規制の先行きが注目されている。

(中村恵生)

【関連記事】フランス 26年からPFAS規制

 PFASは1万種以上ある有機フッ素化合物の総称で、PFCsとも呼ばれる。生体への毒性が指摘されるPFOA(パーフルオロオクタン酸)など特定の化合物を規制する動きは00年代から進んできたが、近年は予防原則の観点から、毒性が確認されていない物も含めPFAS全てを規制する流れが欧米中心に出ている。

米で販売煩雑に

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