フランス 26年からPFAS規制

2024/04/09 17:00 更新


 【パリ=松井孝予通信員】PFAS規制法案がフランス上院で満場一致で可決された。条項に関しては上院で再検討し、5月30日に決定する。PFASは有機フッ素化合物の総称で、その分解性の難しさから「永遠の化学物質」と呼ばれ、環境汚染と健康への有害性が指摘されている。

 規制の対象は化粧品、スキー用品、衣料品(作業着の一部を除く)。調理器具は大手メーカー「セブ」の抗議活動により除外された。規制は26年1月1日から段階的に始まり、30年1月1日に作業着も含め対象カテゴリー全てPFASの使用が禁止となる。EU(欧州連合)でもPFASの規制が検討されている。

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