アルバイト採用ブランド力の業界別第1位は「100円均一」――多様な働き方の調査機関「ツナグ働き方研究所」(ツナググループ・ホールディングス)の求職者を対象にしたサービス業の「アルバイト採用ブランド力」調査でわかった。「100円均一」は昨年の5位から大幅にランクアップした。「アパレル」は9位から6位に上がった。昨年1位だった「カフェ・喫茶」は8位に下げた。
業界別ランキングは、1位「100円均一」(昨年5位)、2位「スーパー」(3位)、3位「テーマパーク」(2位)、4位「日用品・生活雑貨」(8位)、5位「ドラッグストア」(7位)、6位「アパレル」(9位)、7位「コンビニ」(4位)、8位「カフェ・喫茶」(1位)、9位「ファストフード」(6位)、10位「レンタルショップ」(ランク外)。
採用ブランド力ランキングは、1位セリア、2位ダイソー、3位イオン、4位無印良品、5位ユニクロ、6位カルディコーヒーファーム、7位東京ディズニーリゾート、8位ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、9位クスリのアオキ、10位マクドナルド。
「100円均一」の人気の高まりには「前よりおしゃれになっており、バイトしていると周りにも言いやすくなった」という声もある。反対に「業務やレジの複雑化」には好感を持ってないようだ。
求職者がアルバイト・パート先を探す上で重視する項目(複数回答)は、1位が「仕事」(内容に興味があり働くことが出来そう)で90.8%(前年2位)、2位は「場所」(通いやすい場所にある)が86.2%(1位)、3位は「安全」(安心して働けそう)85.9%(3位)、4位「環境」(職場環境)81.1%(8位)、5位「給与」(給与・待遇)79.1%(4位)、6位「時間」(融通が利きそう)78.6%(5位)、7位「仲間」(働いている人になじめそう)76.0%(6位)、8位「成長」(成長・キャリアに役立ちそう)52.6%(7位)。
これらの結果をベースに「アルバイト採用ブランド力」を算出しランキングにした。
アンケート対象は、業種を問わずアルバイト・パートとして求職経験が2年以内にある求職者、現就業者全国16~69歳までの1000人をインターネットで行った。
同研究所は「単なる人気でなく人材採用力とその要因を可視化することで、人手不足に悩むアルバイト採用の現場に対して採用ブランド力向上につなげてもらいたい」としている。