パルコデジタルマーケティング 「wezero」など新サービスで事業領域を拡大

2024/06/06 18:00 更新会員限定


XR制作はグループ内で先進事例を作り外部展開する

 パルコの全額出資子会社で、商業施設向けにデジタル技術の提供と活用支援を行うパルコデジタルマーケティング(守永史朗社長)は、今期(25年2月期)から新しいサービスを本格化し、事業領域を広げる。取引先企業の環境対策などサステイナビリティーに関するデータ収集と企業間コミュニケーションツール「wezero(ウィーゼロ)」などを開発、XR(仮想現実、拡張現実などの総称)制作・コンサルティング事業を拡大する。既存の主力事業であるCMS(コンテンツ管理システム)・グループウェアシステム「PICTONA(ピクトナ)」やデジタルサイネージ(電子看板)活用支援も強化し、商業施設以外への取引も増やす。

(有井学)

 ウィーゼロは商業施設や百貨店と出店企業、その取引先であるサプライヤーの環境データなどを収集・共有し、コミュニケーションを支援するクラウドサービス。「企業のサステイナビリティーへの意識の高まりに対応」(岡田泰宏執行役員兼開発部部長)する。

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