渋谷パルコ(地下1階~地上10階)は、高感度で独自性のあるファッション、アート、カルチャーの提案で国内外の客から支持されている。今期(24年2月期)の3~10月のテナント売上高は前年同期比66%増で、「前期実績(約229億円)とほぼ同額に達した」(塩山将人店長)。改装と大型販促で成果を上げ、11月17日に導入した「エルメス」のコスメ・ビューティー業態「エルメス・イン・カラー」や、12月3日まで実施する開業50周年記念企画などで弾みを付ける。11月の売り上げは中旬までで「10月を超えるペース」という。
(有井学)
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10月の売上高は前年同月比68%増で、19年11月の建て替え・拡大オープン以来、月商最高額を更新した。10月の入館客数は44%増の約100万人、3~10月の入館客数は約60%増となった。新しく、個性あるファッションやアートを含むカルチャーに関心が高い国内客のほか、インバウンド(訪日外国人)の入館数と売り上げを大きく伸ばした。10月のインバウンド売上高は過去最高額を更新、全店の34%に達し、3~10月は前年同期比約8倍で、構成比は約30%となった。
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