個性派のアウトドアショップが相次ぎ、新しいモデル店を出店している。キャンプ市場が成長するなか、「ガレージブランド」と呼ばれる凝った商品を集めた品揃えが人気で、さらに公園内やダム施設、大規模リゾートなど新たな立地での店作りに挑戦し始めた。大手企業でもキャンプ用品を扱う店舗を増やしている。
(小田茂)
京都・大山崎町のアウトドアショップ「風街道具店」は3月末、大阪府高槻市の安満遺跡公園に高槻店を出店した。同公園施設の再開発計画に応募して選ばれたもので、知人のカフェと共同出店した。凝った品揃えの1号店とは違い、高槻店は公園に来るファミリー層などライトユーザー層が主対象。「ユニフレーム」「ソト」を中心に、イワタニや海外ブランド商品など家庭でも使える商品も充実した。店舗は約154平方メートルで、カフェが3分の2、アウトドア用品が3分の1ほど。4月上旬には店舗前の芝生広場でアウトドアメーカーと共同でテント展示会を開いて好評だったため、今後もイベントを開き、「今までにない客層にリーチし、新しいファンを作っていきたい」(五十棲智哉店長)という。
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