「オスカー・デ・ラ・レンタ」19年秋ブライダルコレ

2018/11/08 11:00 更新


 「オスカー・デ・ラ・レンタ」の19年秋ブライダルコレクションは、点数は14点と少ないが、ローラ・キムとフェルナンド・ガルシアならではのモダンテイストの力作が揃った。

 コレクションの半分ほどは、「デミクチュール」と名付けられたカスタムメイドのラインで、今回が初シーズン。葉っぱのモチーフをオーバーサイズに拡大して刺繍でつないだドレスは、きゅっと絞ったウエストと、そこから裾に広がる量感がドラマチック。身頃は細かいビーズをびっしり付けて裾はビーズを減らしてレースの透け感を出したドレス、ざっくり織ったシルクで作った花のアップリケのドレスもある。

 コマーシャルラインもミニマルでありながらフォルムに凝っている。後ろに付けた大きなボウがポイントだ。レースの花のモチーフの上にカットしたレースの花を重ねづけして立体感を出したディテールが多い。

(ニューヨーク=杉本佳子通信員)

デミクチュールのライン
コマーシャルライン


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