大丸大阪梅田店、メンズコート伸びる

2016/12/06 06:23 更新


 大丸大阪・梅田店8、9階紳士服売り場では、紳士コートの売り上げが9~11月累計で前年実績を上回った。ロング丈で少し身幅の大きいウールコートがけん引し、30代後半~40代前半の客層が購入している。
 
ナイロンコートが主流となってきたなかで、ビジネスにもカジュアルにも使える汎用性のあるウールコートが新鮮に映っていると分析。今後も「ウールコート中心に売れていく」とみている。

 人気があるのは、ひざ下丈のグレーやキャメルの少し〝ビッグシルエット〟のチェスターコート。ファッションのカジュアル化で、30代後半から40歳前半は「ウールコートを持っていない人が多い層」(同店の金澤幸正紳士服担当)とみている。

 また、グレーやキャメルの軽量ウールコートは、ビジネスだけでなくカジュアルスタイルにも合わせやすく「手に持っているだけでも映える」ことも支持されている要因とみる。

 コート売り上げは、11月が前年同曜日対比で14%増となり、9~11月累計でも3%増と前年実績を上回った。販売数量ではウールの比率は3割程度だが、「伸び率はウールが圧倒的」という。

 衣料品消費が低調といわれるなかでも同店のコートが伸びているのは、黒や紺の定番カラーではなく、キャメルやグレーをVP(ビジュアルプレゼンテーション)などで訴求してきたため。近年、ウールコートはセール除外品になることが多いこともあり、今後も正価で売れていくとみている。

 

ピークドラベル
ピークトラペルが好調(「ユニバーサルランゲージ」)
ピークトラペル
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