オリエンタルトラフィック春夏 トレンド性強める

2018/01/16 04:27 更新


素足を引き立てるカットワークなど女性らしさを感じさせるモデルを揃えた

 婦人靴製造小売りのダブルエーは直営店「オリエンタルトラフィック」「ダブルエーオリエンタルトラフィック」の18年春夏、トレンド要素の打ち出しを強める。幅広い客層が取り入れやすい、ベーシックなデザインが強みだったが、装飾的なラインナップを加えて、より細かなニーズに対応できるようにする。

【関連記事】100億円企業に成長したダブルエーの強さの秘密㊤

 目を引くのは、素足を引き立てるカッティング。この間、人気のあるバレエシューズには、スカラップライン(5900円)やアシンメトリーなVラインのモデルを揃える。一格上のモードを提案する「ニカル」では、繊細なカットワークパンプス(1万2800円)などを出す。

 レディーライクなサンダルのバリエーションにも力を入れ、銀色のリングを付けたスリッパタイプ、トレンドのPVCをアッパーにしたもの、ウェッジヒールに花柄の刺繍など、異素材ミックスで見映えのするデザインを企画した。

 物作りを強化する背景には、SCなどで一段と低価格の商品を揃えるブランドの競合がある。今春夏は、大型のヒット品番を仕掛けるのではなく、多彩なメニューで「売れた物を追う」MDに取り組む考えだ。





この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事