オンワードデジタルラボの工場支援DtoCプロジェクト オンラインで工場見学会

2021/11/25 06:29 更新


届いたキットで二層式ヘアオイル作りを体験した

 オンワードグループのオンワードデジタルラボ(三田寛暢社長)は工場支援DtoC(メーカー直販)プロジェクト「クラハグ」で11月22日、初のオンライン工場見学会を開いた。化粧品のボタニカルファクトリー(鹿児島県南大隅町、黒木靖之代表)を紹介し、ヘアオイル作りのワークショップも実施した。

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 ボタニカルファクトリーは天然由来成分100%の化粧水やせっけんといった〝サステイナブル(持続可能な)コスメ〟を製造する。見学会では、廃校をリノベーションした工場の雰囲気や海・山に囲まれた周囲の環境を解説しながら動画配信した。

 黒木代表とクラハグの梶原加奈子ディレクターとのトークセッションでは、「月桃、ホーリーバジルなどを契約栽培し、地域でとれた果物やハーブを使っている。もともとSDGs(持続可能な開発目標)を意識したわけではなく、昔からある『自然と肌の共生』を追求したところ、故郷に宝の山があった」(黒木氏)、「暮らしや環境に配慮した物は、私たちの生活や未来にも大事になる。サステイナブルコスメは管理も大変だが、思いを伝えて良さを実感してもらいたい」(梶原氏)と互いの思いを交流した。

 この後、参加費1000円で申し込んだ一般参加者を対象にワークショップを実施。事前に届けられた材料キットで、月桃の蒸留エキスなどを使った二層式ヘアオイル作りを体験した。

 クラハグでは今後も工場見学を実施していき、次回は12月に染色加工の木曽川染絨を予定している。


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