アシックスは日本発のファッションブランド「オニツカタイガー」で12月18日、イタリア初となる旗艦店を開いた。20年11月にも米ニューヨークのソーホー地区にコンセプトストアを出店しており、21年以降も世界主要都市にブランドを体感できる店舗を出店していく。
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旗艦店は外・内装をブランドのクリエイティブディレクター、アンドレア・ポンピリオがディレクションした。イタリアらしい趣が残るアンティークな建築を利用し、和風テイストをミックスした。店舗は売り場面積が123平方メートル、ギャラリー部分が104平方メートル。
店をブランドシアターと呼び、象徴的なコンセプトとして「ラボ(研究所)」「日本の黒漆仕様の重箱」「ギャラリー」の3つのスペースで構成する。最も広いスペースのラボはグレー基調とし清廉で静寂なスペース。斬新なアイテムを生み出すかを日々研究し、考えるための部屋をイメージしている。黒漆仕様の重箱は「日本らしさ」を再解釈し、重厚な光沢感で埋め尽くすことでラグジュアリーな高揚感を演出する。ギャラリーはブランドを象徴するカラーのタイチイエローを基調とした。