スイスのシューズブランド「オン」 街履きに手応え

2020/06/08 06:26 更新


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話題となったスニーカー「クラウドノヴァ」を持つ駒田オン・ジャパン代表

 スイスのパフォーマンスシューズブランド「オン」が、ライフスタイル(街履き)のパフォーマンスオールデイ事業に手応えを得ている。4月に新作スニーカー「クラウドノヴァ」の購入抽選会をオン公式サイトで実施したところ、在庫量に対し5倍の応募があった。また、5月には「ドーバーストリートマーケット」のECサイトでの取り扱いも始めた。

(杉江潤平)

 クラウドノヴァは、オン独自のソール技術「クラウドテック」などのパフォーマンステクノロジーを採用したスニーカー。発売にあたって実施した購入抽選会は、約2000の在庫量に対して1万人の応募があった。

 同モデルが大きな反響を呼んだのは、ドーバーストリートマーケットなどファッション感度の高い取引先での取り扱いが決まり、「ブランドへの信頼度が上がったため」(駒田博紀オン・ジャパン代表)だ。ドーバーとの取引開始に向けては、共同創業者のデイビッド・アレマンが本社へ直接アプローチしたという。

 こうした取り組みの結果、パフォーマンスオールデイは18年半ばから始めた事業にもかかわらず、現在ではランニングとアウトドアに並ぶ事業に成長しつつある。

 一方、今年5月に設立5年を迎えたオン・ジャパンは、新型コロナウイルスにより苦戦が続く企業が多い中、今期(20年12月期)は前期並みか微減を見込む。健闘できているのは、昨年5月に立ち上げた取引先支援の専属組織「テックレップチーム」の存在が影響する。10人強のメンバーで構成する同組織は、全国の取引先を回り、卸先企業・店舗への販売応援や販売方法のレクチャーなどに取り組む。さらにコロナ禍が広がる中でもセールをせず、利幅を維持したことで、「小売店には利益の取れる効率的なブランドだと理解され、販売に注力してもらえている」(駒田氏)という。

 オンは、10年にスイス・チューリヒで元プロトライアスロン選手らが立ち上げたブランド。キューブ状の独自ソールにより、ソフトな着地と前方への推進力を実現するという。ランニングシューズ業界では、この10年で最も成長したブランドといわれている。


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