表参道ヒルズが改装  「大人の男女に向けた発信」さらに

2018/03/05 04:28 更新


エノテカは館特性に合わせた新コンセプト店を出店、壁面全体にワインを並べ、中央にバーを設置した

 森ビルが運営する表参道ヒルズは3月2~3日、レディスファッション、飲食店を主体に新店6店を導入、既存1店を改装した。4月19日に西館1階と地下1階にオープンするレディス「ワイズ」の旗艦店を含め、日本ブランドを中心に上質で高感度なファッションを拡充、「大人の男女に向けたファッションでの情報発信力をさらに強化」する。飲食でも館のコンセプトに合わせた新店などを入れ、ファッション・雑貨店との相乗効果を図る。

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 2日にマッシュスタイルラボが春から出店を開始したレディス「セルフォード」(本館地下1階)がオープン。3日に新店として、レディス「シロイ」(同地下2階)、デザイン雑貨「フリーパーク」(同)、メンズ・レディスのサーフウェア「ホーンガーメント」(本館地下3階)、カフェ「ソラナカフェ・バイ・レックコーヒー」(同)、「ワインショップ・エノテカ&バー」(同3階)を導入した。ジュエリー「アーカー」(同地下1階)が店舗面積を2倍にし、改装オープンした。

 ワインショップ・エノテカ&バーはエノテカの新コンセプト店で、店舗面積約36平方メートル。「高感度なお客が多い表参道ヒルズの特性に合わせたラグジュアリーな空間」(櫻井裕之社長)にし、3メートル以上の天井まで壁面にワインを並べた。フランス、イタリアなどワインの伝統国の商品を充実しながら、カリフォルニア、ニューヨーク、オーストラリアなどの「ニューワールドワイン」の比率を通常の約2割から3割以上に高め、「新しいワインカルチャーを発信する」。

 また、店内中央にソムリエの資格を持つスタッフを配置した円形のバーカウンターを設置。買い物の合間や仕事帰り、ディナー前などに軽くワインを飲む生活スタイル「アペリティフ」を初めて提案する。

 ワイズはメインラインを軸に、「ワイズ・ピンク」など全7ラインを揃える世界初の店舗で、ブランドを発信するイベントなども行う。




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