靴下の岡本のフットカバー「脱げないココピタ」が売れている。19年春夏物の売上高は前年比6.6倍と大きく伸び、同社にとって過去最大のNB商品に育った。19年秋冬から20年春夏に向けても、商品の拡充や広告宣伝の強化を予定する。
特許を取得した「コの字型ストッパー」をはじめとする技術特徴に加え、積極的な販路開拓も実った。主販路である量販店に加え、ドラッグストアやディスカウンター、レジ横小型売り場など多様な販売が伸びた。
20年春夏は、レディスに吸汗速乾素材使いの「さらさらドライ」を投入する。超浅ばきをはじめ、パンプス丈やスニーカー丈などサイズバリエーションの拡充、店頭での分かりやすい見せ方にも工夫を凝らす。メンズも強化し、来春夏はパッケージをリニューアルする。実需期の5、6月には全国でテレビCMを計画する。
脱げないココピタは今後も中長期的視野で商品開発を進める。同商品がけん引し、課題だったNB商品比率も、全体の3分の1程度まで向上してきた。早期に40%まで高める意向だ。