オカモトの国産オリジナルスニーカーブランド「パンサー」がブランド創設60周年を迎えた。今秋冬は有力ファッションブランドとの協業モデルを発売し、メイド・イン・ジャパンの物作りでアパレル販路などの開拓を強化している。
パンサーは1964年創設のスニーカーブランド。パンサー(クロヒョウ)をイメージしたデザイン性と軽快なフォルムを特徴に、70~80年代を中心にトレーニングシューズをはじめ、ジョギングシューズなど様々なスポーツシューズを開発。16年春夏にアイコンモデルの「パンサーデラ」と「GTデラックス」を復活させたほか、20年には「日比谷オクロジ」に直営店をオープンしている。
今秋はファッションブランド「フラボア」や、ストリートブランド「ウィンダンシー」と協業した商品を発売した。フラボアとの協業モデルはパンサーデラにドット柄を大胆にプリントした個性的なモデル(税込み2万900円)。ウィンダンシーとの協業モデルもパンサーデラをベースに洗練されたスニーカー(2万2550円)を販売している。
オカモトは「パンサーらしさを大切にしながら、パンサーを愛用してくれるパートナーや顧客を拡大したい」(佐野博和シューズ製品部シューズ課長)との考えから、日本のクラフトマンシップを重視した物作りを続け、販路を開拓している。現在シューズやアパレル専門店のほか雑貨専門店での展開を強化している。