スーツに見える作業着「ダブリューダブリューエス」(WWS)を企画・販売するオアシスライフスタイルグループ(東京)は、黒い高機能な服や雑貨に絞った新業態、マックロの期間限定店をJR京都伊勢丹6階に開設した。3月に発売したオリジナルブランド「マックロ」と、仕入れ品約10ブランドを揃え、10月7日まで販売する。マックロの今秋冬の新商品で、10月に発売する予定の6型の先行予約販売も行っている。
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マックロは「服選びは面倒だけど、機能性と着心地、シルエットにはこだわりたい」という30、40代の男性に向け、オンにもオフにも着られる黒に限定したブランドとして開発した。伸縮性や撥水(はっすい)・速乾・耐久性に優れた独自開発素材「アルティメックス」を使った10型で構成。ECでは8月までの売上高が当初計画の9倍と好評だ。
オリジナルを核とした店舗は、3月に東京・渋谷パルコ、4~5月にグランフロント大阪、8月に阪急メンズ大阪に期間限定で出店。6月には、渋谷のミヤシタパークに常設店も開設した。
京都伊勢丹の店舗ではオリジナルに加え、「ミスターオリーブ」「ワイルドシングス」「インディヴィジュアライズドシャツ」「レッドカード」「ケーウェイ」などを販売している。
オリジナルの新作では、家庭洗濯機で洗え、毛玉になりにくいニット製のジャケットやプルオーバーを開発。独自素材を使用したトレンチや全天候型コート、米国ポーラテック社の機能性中わた使いのハーフコートも企画した。コートは3万円前後~3万円台、ニットやウォームパンツは1万円台で販売し、認知度向上と新規客の獲得を目指す。