25年の全米小売業大会 AIの反動で〝つながり〟重視

2025/01/16 18:00 更新有料会員限定NEW!


 【ニューヨーク=杉本佳子通信員】25年の全米小売業大会が1月14日に閉幕した。昨年はAI(人工知能)が大きな話題となった。今年も展示会場では、AIを活用した様々なデジタルテクノロジーがみられた。一方、いくつものセッションで、ヒューマン・コネクション(人とのつながり)の重要性が強調された。テクノロジーが進めば進むほど、その反動として人間同士のつながりを求めるようになっている。人の感情を理解し、人とつながる上で、顧客とコミュニティーを構築することが重要であり、それを実践しやすい実店舗への期待が高まっている。

客に寄り添う活用

 英国のコンサルティング会社、GDRクリエイティブ・インテリジェンスの創業者でCEO(最高経営責任者)のケイト・アンケティル氏は、「AIを強く支持している」とした上で、「AIに対するバックラッシュ(反動)は避けられないと思う」と指摘した。アンケティル氏は、「AIなしでは競争できない。しかし、AIを使っていると自慢するのは賢いことではない」と提言した。

ケイト・アンケティル氏

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