《モノからコトの時代への対応 全米小売業大会から②》ラグジュアリー 新技術と顧客に寄り添う接客

2023/01/31 12:00 更新有料会員限定


LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン北米法人のメルワニ会長兼CEO(全米小売業協会提供)

 ファッションビジネスで特に好調なのはラグジュアリーだ。メーシーズのジェフ・ジェネット会長兼CEO(最高経営責任者)は、「ラグジュアリーの顧客はいい状況にあり、何も心配していない」と語った。特に、ドル高と潤沢なコロナ対策給付金の恩恵を受けたアメリカ人のラグジュアリー消費が旺盛だ。LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの北米法人のアニッシュ・メルワニ会長兼CEOは、「昨年は旅行の需要が増え、欧州で買い物をする米国人が増えた。昨年夏、パリでは売上高の30%が米国人観光客というブティックもあった」と語った。

 可処分所得に加えて、「いったんラグジュアリーを受け入れると、その人のアイデンティティーの一部となり、大半は逆戻りしたくない。ラグジュアリーは最高級の素材と技術を使ってしっかり作られているため、手放したくない」(メルワニ会長)点が強みだろう。

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