ルミネ、「ニュウマン」に直営3店

2016/04/19 06:21 更新


 ルミネは、新宿駅新南口に15日に第2期を開業した新商業施設「ニュウマン」の駅ナカ・駅ソトに三つの直営店(子会社運営含む)を出した。「従来型の駅ビルから脱却し、小売りのノウハウを積み上げて新しいビジネスモデルを作り、今後のショップとの取り組みなどにも生かす」(新井良亮社長)ことが目的だ。

 3店ともに主力のファッション以外の業種だが、「ルミネのフィルターを通した独自価値」を提案し、女性を中心とした高感度な大人の取り込みを狙う。

 駅ナカの2店は「日本の物作りの素晴らしさを発信する」企業理念を具現化した。

 「ココルミネストア」は「国内産地支援」「地域共生」をテーマに、13年から全社で取り組んでいるプロジェクト「ココルミネ」のコンセプトストア。プロジェクトでの産地企業との協業イベントや物産展などで得たネットワークを活用し、社員が産地に出向き、商品を仕入れた。店舗運営は子会社のルミネアソシエーツが行う。

 商品は全て国産で、「作り手の思いが詰まった」雑貨、食器、食品・飲料など計約600アイテム。

 富山県南砺市のしけ絹の袱紗(ふくさ)(4800円)や秋田県大舘市のおひつ(2合、3万2000円)、長崎県の波佐見焼の丸カップ(1400円)など伝統工芸品、食の名品のほか、産地企業と協業によるオリジナル商品「新宿みやげ」などを販売する。

 新宿みやげは宮城県岩沼市の、にしき食品と共同開発した合鴨(あいがも)、まいたけ、たけのこ入りレトルトカレーなど9種類を揃える。

「作り手の思いを伝える」拠点とする(ココルミネストア)

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