メディアやマーケットイベント機能を併せ持つ合同展示会「ニューエナジー」が2月15~18日、新宿住友ビル三角広場で開かれる。主催はダイアモンドヘッド(東京、柴田幸一朗社長)に所属する「ブルーマーブル」で、約200組のクリエイターが参加を予定し、1万人の来場を見込む。今回は、第2会場として「フューチャーフレンズ」エリアを新設し、学生と企業、クリエイターの橋渡しをして独自の産学連携を目指す。
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フューチャーフレンズは、学生や教育機関とクリエイティブ産業を結びつけ、革新性と創造性の交流を促進する狙いで企画した。学生たちの実践的な学習の機会とし、企業との異業種交流を促進する。
会場では、クリエイティブ領域に特化した学校の学生作品の展示販売と、企業が主催する学生対象のコンテストの展示を行う。中央ゾーンでは、学生の発想の源となる経験を持つ専門家から話を聞き、意見を交流する〝カタリバ〟を開く。
学校は5校が参加。文化服装学院は、文化祭のショーの選抜作品、授業で企画したブランド、雑貨やアクセサリーのアップサイクル作品を出展。文化ファッション大学院大学、大阪文化服装学院は卒業制作の一部などを出展し、大阪文化は貸し出しや協業の相談も受け付ける。
女子美術大学短期大学は企業の廃材で作ったバッグを制作。御茶ノ水美術専門学校は、化学メーカーのDICとの協業によるプラスチックの持続可能性の課題解決策を提案する。
企業による若手育成企画の事例では、YKKがYKKファスニングアワードの歴代受賞作品の展示と貸し出しを実施。ブックオフコーポレーションは、同社で販売する古着を使ったアップサイクル商品のコンテスト「リクロースカップ」の紹介と受賞作の展示を行う。
カタリバでは、スタイリストの相澤樹氏、写真家の能勢伊勢雄氏、YKKファスニングアワードで受賞歴のあるデザイナー、瀬戸川裕太氏ら8人が登壇。同エリアのマネジャー、イチローさんが司会を務める。