イタリア・ファッション界 新型コロナ対策へ寄付続く

2020/03/13 06:27 更新


 【ミラノ=高橋恵通信員】アルマーニグループは、イタリアで感染が拡大する新型コロナウイルス肺炎対策として、ミラノとローマの病院、伊市民保護局などに125万ユーロを寄付した。「お客様や従業員を危険にさらすことはできない」として同グループの店舗やレストラン、ホテルを3月24日まで臨時休業し、予防措置を取ることも決定した。

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 一方、伊の有名ブロガーで起業家のキアラ・フェラーニ氏は、ラッパーの夫フェデス氏とともに、ミラノ市内の病院の集中治療室病床増設のため、10万ユーロを寄付した。同時に、クラウドファンディング「ゴーファンドミー」上でファンドを募集した。開始から2日目で、18万8000人以上から総額約370万ユーロの寄付を集めている。

 グッチ社長兼CEO(最高経営責任者)マルコ・ビッザーリ氏は、出身地であるエミリア・ロマーニャ州の地域保険公社に10万ユーロを個人名義で寄付した。「今、献身的に勇敢に新型コロナウイルスに挑む地域医療は、感謝とサポートを得るに値する。イタリアに先んじてこの緊急事態に臨んだ国では、科学者と医療従事者の仕事が重要であり、厳格な予防措置の順守が基本であることを証明している」とした。

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