【新型コロナウイルス情報】中国での休業、営業時短続く 在宅ワーク対応も

2020/02/18 11:10 更新


 新型コロナウイルスの感染拡大により、中国での小売業は休業や営業時間の短縮が続いている。

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 香港のジョルダーノは中国大陸にある880店舗のうち111店舗を閉店している。中国大陸(香港とマカオを除く)での売上高は前年同期比57%減、香港とマカオが同61%減となっている。同社は中国大陸以外に1470店を持っている。19年第3四半期(1~9月)で、中国大陸の売上高は20.4%を占めている。

 中国スポーツ用品大手の安踏体育用品は17日、新コロナウイルスの影響について発表した。14日現在、全ブランド合計で約40%の店舗が営業している。19年6月中間期決算報告書によれば、「安踏」1万223店、「フィラ」1788店、「デサント」115店など。従業員には在宅勤務を奨励しているという。

 実店舗での販売減を補うためにネット販売を強化したところ、一定の効果があったとしている。自社工場については来週から順次操業を再開する。同社の自社生産比率は靴が34.4%、ウェア11.9%。販売減の影響を調整するため自社生産と協力工場の生産を柔軟に調整する。

(上海支局)

在宅ワークで

 4℃ホールディングスは17日現在、中国現地法人の事務所を週1~2日出勤とし、可能な限り在宅ワークで対応している。感染拡大防止の観点から、エアコンの使用が禁止されている。

 上海にある「4℃」の3店舗は、館に応じて時間短縮営業となっている。「営業はしているが、客数は非常に少ない状態」としている。

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