ネミカ、オリジナル主体の売り場作り

2016/07/13 06:20 更新


 レリアンが運営するコンセプトストア「ネミカ」は16~17年秋冬、「ミミクリー(擬態)」をコンセプトにシンプルで着心地の良いアイテムを揃えている。14年にショップがスタートした当初よりも仕入れ商品の割合を減らし、オリジナル主体で構成する売り場作りに力を入れている。

 7月初旬の立ち上がりでは、ミミクリーのテーマに合わせて、迷彩柄やカーキ色を軸にしたアイテムが充実する。迷彩柄のタイトスカートなど仕事着としても楽しめるシックなデザインが多い。

 特に強化したのは、きれいなシルエットのパンツ。すっきりとしたストレートから、センタープレスを効かせたパンツ、ニットパンツ、ヘリンボーンのワイドパンツまで揃う。「スカートはインポートでも楽しめるが、パンツは難しい」という声に応えて、充実させた。ざっくりとしたローゲージセーターやブラウスも揃う。

 9月はベーシックで触り心地の良いダブルフェイスのジャケットを推す。10月はフォークロアテイストをエッセンスとして取り入れていく。ミンクのジャケットやムートンコートなど上質な高額アイテムもオリジナルで力を入れている。

 一方で、値頃感のある商品も積極的に作った。ニットやカットソーのアイテムは2万円前後から準備して、価格の幅を作っている。仕入れでは「イヴ・サロモン」のファーコートやレザーアイテムに強い「ロゥタス」のアウターなどが入荷する。

ネミカ
ムートンジャケット22万円「ロゥタス」、ブラウス3万9000円、ニットパンツ2万9000円「ネミカ」


この記事に関連する記事