ナルミヤ・インターナショナルは18年春夏、男児（ローティーン）向け「キディム」（KIDDIM）を立ち上げる。モードを軸にした、きれいめカジュアルで、30代以降の両親の共感を得ながら幅広い層にアプローチする。販路は、百貨店、専門店、EC。SNS（交流サイト）に力を入れる。
サイズは140～160センチで、10～15歳が対象。現状のジュニア市場は、落ち着いた印象のものが大半を占めているため、アート、コンテンポラリー、ストリート要素を反映した大人っぽいデザインに独自性を出す。
若い世代で人気のあるメンズブランドのデザイナーを20年務めた人材を採用し、両親の世代に響くスタイリングを強みに拡大する。価格帯はTシャツ4900～8900円、シャツ6900～1万900円、パンツ7900～1万2900円。
「センスの良さと同時に、1枚でも今っぽく着こなせる取り入れやすさに配慮し、一般の親子から感度の高い層まで楽しめるアイテムを作っていきたい」（ジュニア事業部平岡健司デザイナー）。
販売先は限定していない。インスタグラム、ツイッターを通じた販促では、ブロガーも活用しつつ、ECも連動して新たな客層を取り込む。
