にぎわいを取り戻した成田国際空港。航空旅客数の回復に応じて商業の売り上げも復調、ゴールデンウィーク前には9割のショップが揃い、高まる需要に応える体制が整った。発着便が増やされたこともあり、中国からの訪日客の本格化にも期待を高めている。
(田村光龍)
19年超える店も
成田国際空港はコロナ禍前、徐々に機能を高めながらインバウンド(訪日外国人)需要を捉えてきた。18年度に過去最高の1432億円となり、コロナ禍の影響が出始めた19年度でも1279億円を売り上げ、国内有数の規模に達していた。それが20年春以降は、旅客数が19年比95%減。乗り継ぎ時の制限区域内の免税店需要があったため、売り上げはそこまで落ち込んでいなかったものの、厳しい運営を強いられてきた。
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