ダウン製品メーカーのナンガは4月19日、布団専門の路面店「ナンガフトンショップ」を開設した。15年6月に、同社初の直営店として東京・目黒に開業した「ナンガ・ショップ・トーキョー」を、同社製布団の全ラインを揃えるコンセプトショップとして改装した。これまでウェブのみで提供していた羽毛布団の打ち直しサービスも、店頭で受け付ける。
約65平方メートルの店内に、独自のキルト構造を採用した掛け布団「ダウンデュベ」シリーズや、薄手で3シーズン対応できる「ダウンブランケット」などを広げた状態で展示・販売する。店内にはベッドを2台設置し、実際の寝心地を確かめられるようにした。
羽毛布団の仕立て直しサービス「リアクト」は、ブランドを問わずに店頭で受け付ける。料金はシングル掛け布団で税込み2万7500円、ダブルで3万8500円。羽毛追加の場合は、100グラムあたり9900円。
ナンガでは、3年ほど前から祖業である布団事業を本格化させた。現在、アウトドア専門店や一部のアパレルショップに卸売りをしている。今直営店開設を機に認知を高め、家具・寝具系の売り場への取引拡大を目指す。