絹紡糸メーカーの中川絹糸(滋賀県長浜市)が、主力素材の〝洗えるシルク〟「プライムシルク」をベースにした新素材の開発に力を入れている。秋冬の需要を狙った起毛タイプや伸縮タイプ、抗菌消臭タイプを開発中だ。いずれも糸商を通じて順次、提案を始めている。
(小堀真嗣)
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プライムシルクは開発から4年が経ち、収益をけん引する素材に成長した。採用ブランドは順調に増えている。一方で、「洗えるシルクは他社からも出ている。プライムシルクをベースに独自の技術を盛り込んで優位性を高めたい」と中川嘉隆社長。
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