エムズが宝島WNと合同展、自社ブランドを披露

2017/01/06 06:10 更新


 レディス専門店のエムズ(福島県喜多方市)は、宝島ワンダーネットと合同で展示会を開き、自社ブランド「アナザーリブラ」、宝島ワンダーネットのレディスブランド「リントゥラウル」「カシュール」17年春夏物を披露した。両社合同での展示会は初。都市部での店舗展開を視野に入れ、店舗運営などでも協力関係を見据えている。

 アナザーリブラは、ガーリー、ナチュラルな〝おさんぽカジュアル〟がコンセプト。散歩で出合うコト・モノを服の柄やディテールにおとぎ話風に取り入れる。主力はワンピースで、前身頃に天気柄、モグラ、ゲジ、階段といったモチーフをパッチワークで表現する。これが雑誌『メル』で好評。モデルが私服として選んでいて、ツイッターなどSNS(交流サイト)を介してファンが増えつつある。トップ5990円、ワンピース6990~1万2000円。

 自社雑貨業態「カシータ」の都市部店舗でコーナー販売してきたが、個性を求める20代の女性の支持が強く、特に大宮オーパで好評だったこともあり、単独店展開を見据える。立地は都市部ファッションビル、売り場面積は約33平方㍍を想定する。

 リントゥラウルは、リラックスしたハンサム服がテーマ。15年10月にスタートし、ゆったり日常着にモード感、程良いトレンド感を取り入れた週末スタイルを提案。30代を中心に50代までに支持され、同社が運営するECサイト「ナチュラン」で売れている。国内生産で発注後1カ月で販売できる。すでに期間限定店も伊勢丹の都内の店などで試験して好評だ。ワンピース8800円。

 1月からは、フェミニンテイストのカシュールも新投入。天然素材でリントゥラウルより一格上とし、女性らしさとお出かけ服の要素を強める。ワンピース1万5800円。

カシュール
カシュール
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写真左=アナザーリブラ、右=リントゥラウル


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