婦人靴のモード・エ・ジャコモ ブランド整理に着手

2019/05/13 06:27 更新


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 婦人靴卸のモード・エ・ジャコモは19年秋冬向けで、ブランドを整理する。親会社のラオックスが一昨年に買収し、グループ会社となった婦人靴卸のオギツと事業を一体化し、製造小売り型のビジネスを目指す中で、軸となるブランドの訴求力を高める。

 百貨店販路は現在、婦人靴売り場で展開するインショップ型の「モード・エ・ジャコモ」で約20店、平場を中心としたオギツブランドの取扱店が約140店あり、合計約160店に卸売りしている。秋以降、専門店向けの卸売りの一部は継続するが、16年にモード・エ・ジャコモの子会社となったシンエイのブランドを含め、今春夏まで存続する26ブランドを6ブランドに集約する。うち5ブランドが百貨店向けで、ほぼ全店を消化仕入れに切り替える。その上で「ショップ型、平場それぞれの良さを生かし、目的や方向性に応じて売り場を作っていく」(岡野智彦社長)。

 ファッション性を売りにするモード・エ・ジャコモは、「メダ」「カリーノ」「マニュ」「ディッシー」「モモン」の5ブランドでMDを編集していたが、独自のコンフォート機能が支持されているディッシーを残し、今秋から屋号の「モード・エ・ジャコモ」に一本化。パンプスからスニーカーまで80~90型を扱い、価格は1万6000~2万5000円。一部の売り場では3万5000円以上のハイエンド商品も揃える。今年4月には、三越恵比寿店に、3Dプリンターを活用したフルオーダーパンプス(8万~10万円)を扱う店を出店した。

 平場向けは、エレガンスとカジュアルの2軸を明確にした。エレガンス系は、機能パンプス「リズ・ラフィーネ」をリニューアルし、オギツの「ネオリズム」などパンプス5ブランドを集約。秋冬向けで木型は全て刷新し、独自のインソールで履き心地を高め、ブーツを含めて約40型を販売する。1万6000~2万8000円。デイリーカジュアルはオギツの「イング」に集約。秋冬約60型のうち、20型はエッジを利かせたトラッドデザインで新鮮味を出した。1万2000~2万8000円。シニア向けのコンフォートシューズ「アトリエ」は継続、中味もほぼ変わらないが、オギツで扱っていた機能シューズのノウハウを生かしたスニーカーを新たに加えた。1万5000~2万8000円。

 他に、今春からSCとEC向け業態として刷新した「ファウンテンブルー」がある。合成皮革を使った機能パンプスを中心に品揃えし、3月にレミィ五反田店など3店を出店。今年中に2店の新規出店も計画するが、当面は新業態に対するニーズの検証に努める。

百貨店婦人靴売り場の平場向けで刷新した「リズ・ラフィーネ」

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