「『コールマン』はアクセシビリティーを大事にし、約2000店ある取引先のどこでも買え、求めやすい価格で提供している。さらに時代が変わるごとにお客様のニーズに応える製品を出してきたことが長く愛されてきた理由」と話すのは、ニューウェルブランズ・ジャパンの中里豊職務執行者兼社長。今年ブランド誕生125年、来年は日本進出50周年を迎えるコールマンが長く支持されてきた要因をこう分析した。
消費者のニーズに応えた、近年の象徴アイテムは猛暑対策品。例えばミニクーラーボックス「テイク6」は25年、前年の倍以上売れ、「キャンプ用品というより生活必需品として売れた」。
もっとも、遮光性の高い生地でテント内の温度上昇を抑える「ダークルーム」(DR)シリーズなどは「一般用途での認知はもっと広げられる」と見る。11月1~3日に千葉・君津で開催したアウトドアイベント「ザ・コールマン・キャンプ」の会場内で展示した26年新製品では、DR技術を活用した晴雨兼用傘やチェアに付けられる小型ファン、接触冷感素材を使ったレジャーシートなどを披露した。


キャンプ用品マーケットについては「全体ではまだ厳しく復活していないが、コールマンでは前年を超えるカテゴリーも出始めている」という。
