縫い糸、ニット糸を主力とする三山(大阪市)は、編み物に特化したDtoC(消費者直販)ブランド「hus」(フース)を運営するフース(京都市)の完全子会社化を決めた。
三山はフースについて、「手芸用毛糸の魅力を引き出す企画力と、生活者に近い目線でのブランド発信・EC運営が強み」と評価。「子会社化によって両社でデザインと物作りを一体で動かす体制へ進化する」とコメントした。
三山はフースの企画、ブランディング、マーケティングの知見を生かし、市場起点の提案に磨きをかけて「新領域への挑戦を加速する」と強調。フースは三山の安定した素材の調達網、生産背景、品質基準を生かして「高品質な商品の開発と確実な供給を一層強化する」という。