婦人靴製造卸のモード・エ・ジャコモ 19年春から新業態

2018/12/05 06:27 更新


 婦人靴製造卸のモード・エ・ジャコモは19年春夏、レディスシューズの新業態「ファウンテンブルー」を立ち上げる。ECを活用しながら、SCやファッションビルに出店する。独自機能を強みに、足元のスタイリング提案やフットケアまで楽しめる業態として運営する。

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 中心はケミカルシューズで、主力商品の一つがスニーカー感覚で履ける「スニプス」。カラフルなカッターシューズに、発泡EVAを使ったスニーカー用途のインソールを入れ、軽やかにした。価格は9000円から。シーズンに応じて色柄を揃えるほか、消費者ニーズを反映しながら機能のアップデートにも取り組む。

 もう一つが、装身具の専門企業と協業するパンプス「BiJIN」(ビジン)。理学療法士が監修し、中敷きに前すべり防止パッド、内パッド、外パッド、かかとパッドの4点を取り付け、足の前滑りやぐらつき、疲れを軽減し、ハイヒールの悩みを解消する。

 プレーン、ポインテッドトウ、スクエアトウの3モデルでカラーバリエーションがある。価格は1万円台後半を予定。別売りで、配色にコントラストを利かせた甲のストラップも企画する。

 他に、オリジナルの靴下やフットケア製品などを販売し、足周りのライフスタイル提案を魅力として打ち出す。

 来春、専用のECを立ち上げ、今年2月に業務提携した「ロコンド」のほか、ファッションモール「ゾゾタウン」に出店する。実店舗は19年3月をめどに1号店を出し、1年以内に約10店の新規出店を計画する。ECと実店舗で在庫を一元管理し、ハウスカードによる顧客管理に力を入れる。

フットケア製品やシューズに合わせるアクセサリーなど、トータルで楽しめる品揃え
4カ所のパッドや配色を楽しめるストラップなど、スタイリッシュに機能を両立する


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