「トリッピーアート」が「マスターマインドジャパン」と協業 インライン商品では「クロミ」が初登場

2025/09/05 10:59 更新NEW!


 ミックスセンス(東京)のプリントカットソー製品ブランド「トリッピーアート」は、26年春夏物で「マスターマインドジャパン」との協業商品を販売する。インラインでは「ハローキティ」「クロミ」「ピーナッツ」といった有名キャラクターを大柄プリントしてより遊び心を出した。頭にケーキを乗せたクマや、だるまをイメージした、デザイナーのMIKIOによるオリジナル柄は色使いが美しく立体的に浮き上がるようなデザインが目を引く。

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 協業は、デザイナーのMIKIOにマスターマインドジャパンの本間正章からオファーがあり実現した。Tシャツ3柄、シャツ1型、パーカ1型で、色は白と黒の2色。Tシャツの柄はモナリザ、ドル紙幣、ロックミュージックスターをモチーフにMIKIOがデザインし、本間がアレンジした。主にメンズ向け、海外対応でXS~XLの5サイズがあり、税抜き1万8000円。

協業のシャツはロックスターなどをモチーフに

 マスターマインドジャパンでは25年6月のパリ展示会で来場した取引先に向けて披露していたが、日本では図柄を含め未公開だった。7月31日東京・恵比寿で開いたミックスセンス主催の展示会で初披露となったため、取引先の来場も活況となった。

 インライン商品は、新たに全身ブラックのクロミの柄が加わった。ハローキティは全身黒とともに、一般的に知られている白の柄も用意。ピーナッツシリーズではシャツやコーチジャケットなどは背の全面ににぎやかな柄を描いた。オリジナル柄のアート表現もユニークで、着用する楽しみにつながる。

有名キャラクターの柄はインラインで新たに「クロミ」が加わった
オリジナルキャラクター柄はシリアスなアート表現が好評

 トリッピーアートは24年秋冬から販売。ボディーと、その上に重ねた透ける生地それぞれに転写プリントを施しているのが特徴で、着て動くと肌側と表側の柄がずれ、3Dステッカーのような立体感が出る。25年春夏物で「ディズニー」「ハローキティ」「スヌーピー」といったキャラクターのオリジナル柄を投入して販売が飛躍的に伸び、Tシャツ1万5000円という価格ながら累計5000枚超を販売するまでになった。

 Tシャツの一番人気はハローキティ柄で、購入客は女性が6割と、男性が想定以上に購入しているという。一方、5月末から販売しているハローキティのフィギュアはコレクター嗜好(しこう)性もあって、男性客の比率が高い。アパレル企画・開発のフラッグス(東京、足立和広社長)が生産支援と卸販売を行っている。



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