クリエイター系販売会「ニュージュエリー」 バラエティー豊かなセレクトでにぎわい

2025/12/09 14:00 更新会員限定NEW!


 東京・南青山のスパイラルホールで11月28~30日、ニュージュエリーLLCが運営するクリエイター系ジュエリーの販売会、ニュージュエリートーキョー2025が開かれた。16回目を迎え、130ブランド(前年132)が出展。昨年は過去最多の1万2684人が来場し、今年も「来場者数・売上高ともに前年比1%増」(ニュージュエリーLLC)と同様のにぎわいを見せた。

(中村維)

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 同展では近年、ファインジュエリーブランドの出展を強化してきたが、今年はコンテンポラリージュエリー、クラフトジュエリー、コスチューム・ハンドメイドアクセサリーなど幅広いジャンルをバランス良くセレクトした。その上で、過去の来場者のヒアリングを生かしたゾーニングを行い、回遊のしやすさを両立させた。金相場高騰の影響でファインジュエリーの売り上げが伸びるも、ジャンルの幅を広げたことで前年に比べて微増にとどまった。一方で、クラフトジュエリーやシルバージュエリーなどの平均売上高が上昇し、「幅広い価格帯への需要が再び高まっている傾向が見られた」という。客層は、認知度の高まりを背景に地方からの来場が増加。プレスやバイヤーも多く来場した。

 会場で目を引いたのは、特色のある素材や技術を使いながら、独自の魅力を放つジュエリーだ。また、鑑定士やクラフトマンとしての資格やキャリアを持つデザイナーが増えており、思い描くテイストを自らの手で構築していく技術力の高さを感じさせた。

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