水着ブランド「ピーク&パイン」など水着・アクティブウェア製造・小売りのミューラーン(東京、三浦誠巳社長)は、23年9月期の売上高が前期を28%上回る15億3000万円となる見通しだ。「期初時点では13億円を計画していたが、天候も良く、想定外に伸びた。利益も前期を上回った」(三浦社長)。KPI(重要業績評価指数)とする消化率は80%で着地する見込み。
(壁田知佳子)
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最盛期前に絞り込んだ重要品番が軒並みヒットするなど企画の精度向上や、モチベーションの高い販売員の定着、出店先の商業施設で好立地を得られたことに加え、旅行需要の本格的な復活や、夏の猛暑が好結果に結び付いた。この間進めてきた商品企画や出店立地の〝大人シフト〟も実り、20代後半~40代の女性を軸に、カップルや親子、3世代ファミリーなど客層も広がった。購買年代が上がったことやセット率の向上で、客単価は2万円超となり、店舗によっては3万円近くに上昇した。