三越伊勢丹は今秋冬、ファッション性を前面に出した中・高校生向け制服の販売を始めた。アイドルグループの衣装を手掛けてきたアクタス（東京）とユニフォーム製造卸、佐藤産業の共同プロジェクトに連携し、制服の新たな市場開拓を目指す。
従来の学校を対象としたＢｔｏＢ（企業間取引）ではなく、「毎日の学校生活に自分らしい輝きを」をテーマに、〝ＫＡＷＡＩＩ制服〟という新しい楽しみ方を発信する。
ブランド名は「アクタス・アイ」。デザインはアイドルグループのスタイリストとして活躍した木村文香さん、細田真弓さんが担当し、生産はニッケグループの佐藤産業が手掛ける。ビジュアル撮影には１０代女子に人気のあるモデルを起用した。
ジャケット３万８８８０～４万７５２０円、スカート１万６２００～３万４５６０円のほか、ブラウス、アクセサリーなど全１８型を揃える。これまでの学校制服と同様のクオリティーを維持しながら、プリーツや切り替えなど遊び心を加えた。
販売は１４日から、伊勢丹オンラインストアで開始した。海外から注目されているデザイン制服を通して新規顧客の獲得に結び付ける狙い。
