伊勢丹新宿本店は11月1日、本館4階のラグジュアリーゾーンをリフレッシュオープンした。「ルイ・ヴィトン」のウィメンズラインなどの新規導入をはじめ、フロア中央部の自主編集売り場「プライムガーデン」を刷新した。現中期計画で高感度上質戦略、個客とつながるCRM戦略を推進しており、顧客のニーズと品揃えのズレを修正する一連の改装が一巡した。
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従来の品揃えありきの手法を転換し「個のお客様のニーズを把握して、品揃えに反映させた」(近藤詔太伊勢丹新宿本店長)としてMDバランスを見直した。本館4階のラグジュアリーゾーンは2月に「グッチ」、8月に「プラダ」「ヴァレンティノ」などを導入。ルイ・ヴィトンは3月にオープンしたメンズ館2階に続くもの。雑貨中心の路面店と異なり、洋服の構成比を約5割に高めた伊勢丹新宿本店仕様にした。
プライムガーデンはラグジュアリーブランドとの買い回りを促すライフスタイルショップとして再編した。取り扱い商品は約70ブランドで、「フィービー・ファイロ」「ザロウ」などインポートブランドのほか、上質な国内発ブランドを揃える。インショップと網目状に配した買取り商品を融合させており、香水の「パフューマ―エイチ」、ジュエリー、国内外作家の近代家具などを編集した。