三越伊勢丹は中元のオンライン販売を始めた。6~7月の商戦本格化に先立って、三越は5月10日から、伊勢丹は同13日からスタートした。ギフトセンターは6月1日から、各店で順次開設する。
世界農業遺産認定の石川県能登地域に注目したサステイナブル(持続可能な)ギフト、国立博物館・美術館と協業した人気シリーズ、プロが作った料理を自宅で味わえる一格上の冷凍食品など限定品が揃う。
カタログを通じた店頭、オンラインの従来型ギフトに加えて昨年から力を注いでいるのがソーシャルギフト「ムードマーク・バイ・イセタン」だ。住所を知らない相手にもSNSでギフトを贈れるサービスで、中元特集ページを開設して、約100点を掲出する。
同社の中元・歳暮商戦はコロナ下でも堅調で、店頭での客数減をオンラインで補っており、今中元商戦の売り上げは前年並みを見込んでいる。