《ウェアラブルのミツフジ、躍動する新しい人材㊤》白鯛有希さん 人の命・健康に関わる仕事を

2023/07/07 06:29 更新有料会員限定


「この銀の糸がセンサーになるなんて、最初は意味がわからなった」と白鯛さん。ミツフジの技術や事業を知り、「服の新しい価値に気づいた」

 ウェアラブル製品・サービスのミツフジ(京都府精華町)。今期(23年12月期)は、これまで開発してきたセンシング技術やアルゴリズムを製品・サービスに落とし込み、拡販していく重要なフェーズとなる。計画通りいけば大幅な増収になる見通し。「社長が考えている事業のスピード感にようやく追いついてきたかな」。こう話すのはウェアラブル事業を推進するCOO(最高執行責任者)の白鯛有希さん。21年にアパレル小売業からミツフジへ転職してきた。

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服の新しい価値に気付く

 白鯛さんは前職のアパレル小売業で採用や教育といった人事の仕事と、経営企画で戦略立案を担ってきた。そのような状況下で、コロナ禍に家族が入院。「人の命や健康について改めて考えるきっかけになった」。そこから、ただ漠然と「人の命や健康に関われる仕事ができないか」と考えていた時、ミツフジに出会った。

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