三菱ケミカルはポリウレタン原料のポリオールの独自製品「ベネビオール」の販売を強化する。バイオ度92%まで可能なバイオベースによるサステイナブル(持続可能な)対応が売りだ。更に、一般的なポリウレタンの欠点である加水分解による劣化を大幅に抑えるなど、高機能化への貢献も訴求する。
(中村恵生)
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ポリウレタンは繊維関連ではスパンデックス(弾性糸)のほか、合成皮革や人工皮革の含浸・コーティング、防水素材のフィルムやコーティングに使用される。主にイソシアネートとポリオールを反応させて作るが、ポリオールにはポリエーテル系やポリエステル系などいくつかのタイプがあり、これによりポリウレタンの性能も左右される。
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