ママが企画した子供服「ミナウ」 開発背景も発信

2017/04/03 06:26 更新


 子供服・雑貨メーカーのユアーズアーミーワールド(名古屋)と、全国のママや企業をつなぐメディア・コミュニティー企業、ママそら(東京)が、子供服「ミナウ」を共同で開発した。ユアーズアーミーワールドが17年春夏物から販売する。販路は百貨店、専門店。日本製。

 ママそらは、企画に参画するだけでなく、開発から販売までの流れをSNS(交流サイト)で発信。モノがあふれる時代、消費者が共感できるストーリーを添える。同社はSNSやイベントを通じて全国のママが交流できるよう13年に設立、全国に11の支部を持つ。企業や行政とつなぎ、ママのキャリアやスキルを生かす取り組みも行う。

 ミナウでは、ママそらを通じた約300人の応募者の中から、7人のプロジェクトメンバーを選び、企画会議を重ね、1年かけて雑貨1型を含む15型を作った。秋冬物の企画も始め、継続的な取り組みを目指している。

 コンセプトは「小さな大人服」。人と違いおしゃれをさせたいママに向けて、独自のデザイン、シルエット、プリントを掛け合わせた。ポップなプリント、バルーンやフレア、タックなどの立体感、アシンメトリーな裾や袖などが特徴。

 サイズは90~120センチ。中心価格は4900~6300円と安くはないが、Tシャツやワンピースは、ゆったりとした身幅で、成長しても長く着られる。ユニセックスのため兄弟、姉妹のお揃いも可能。

 3月22~28日に、西宮阪急で期間限定店を出した。期間中、ママそらメンバーのプロのモデルがウォーキングセミナー、カメラマンやヘアメイクがキッズ撮影会、接客販売を行った。


もの作りへの情熱をSNSを通じて発信した



この記事に関連する記事